ヘミシンク～体験してみて分かる事～ - 今日は残りの人生の最初の日

f:id:zrinrinrin:20210614210052p:plain

バツイチ・アラ還カウンセラー（元占い師）おりんと申します。

八ヶ岳のヘミシンクセミナーより戻りました。とっても楽しみにしていた3泊4日でしたが、ちょっと毒を吐かせてください。

現在、それほど見てくださっている方が少ないブログなので、心の内をカタルシスしてしまいたいと思います。

ヘミシンクを知ったのはかれこれ15年以上前。CDを何枚か買って、ふぅんと思ったくらいで、数冊は本も読んだかも、というくらい余り興味をそそられなかった。機械的な音を使って、脳波を変えるって、霊性の進化からしたら、ちょっとズルくないかい？と感じたのかもしれないし、変な所とつながったりした日には大変、と思ったようにも思う。それで、どんどん瞑想の方へとシフトしていった感じ。

昨年末、まぁ一回くらい体験してみてもいいか、と思い立ち、基礎コースを受けてみたところ、思いのほかの体感を感じたので、これは瞑想を深めるきっかけにもなるかもしれないと、今回のセミナーを受講。

まず、よかったこと。

講師のお二人の人間性は、地に足のついた素晴らしいものだった。坂本政道さんは、東大からソニーへとバリバリエリートエンジニアだったにも関わらず、ヘミシンクを日本に紹介することをミッションとして会社員を辞め、数多くの著書がある。本の印象からは、浮世離れした方かと思っていたけど、すべるダジャレを連発する普通の爽やかなおじさん。若い頃は、普通にもてだろうな～という感じの方。偉ぶる風、かしこぶる風も全くない。

今回はプロのミディアムとして原レオンさんファシリテート。

おりんはミディアムとチャネラー、サイキックというのを混同していたんだけど、今回のレオンさんの能力には舌を巻いた。とはいえ、レオンさんもまた、極めて普通の方で、受講生とも気さくに接してくださるし、腰が低いというか、謙虚というか、ミディアムとは霊界との通信をする者として、霊の立場を尊重しながら、霊界を感じられない私たちにも平易に丁寧に教えてくださった。

ミディアムというのはステーキの話じゃなくって、亡くなった霊と交信ができる役割。

今回の学びの中には、亡くなった家族にどうしても会いたい、というのが参加動機の方が何人もいた。確かに、それが目的であれば、ヘミシンクを深めていくのは一番の方法だと思った。

そして、ぱっとしなかったこと。

なぜおりんがヘミシンクを避けていたのが、はっきり分かった。（分かったことはよかったことだけど、それには授業料が高かったな）

ヘミシンクの上のクラスには宇宙への旅をするのがあるんだけど、よく考えてみたらそれは日常生活では何の役に立つのか、という疑問が湧いた。坂本さんは、2025年以降に、宇宙人が地球に大挙してやってくるとバシャールが言っているので、その練習のため、というようなことをおっしゃった。

確かにそれを否定はしない。そんなこともあるかもしれないし、すでに来ているかもしれない。けど、おりんはそのためにお金と時間を使って練習しようとは思わない。

ヘミシンクの音を聞くことで簡単に変性意識になるかもしれないけど、それって、薬を使わないドラッグみたいな気がする。そこに霊性の向上が伴うとは思えない。

遊園地へ行って、あ～楽しかった、と言って、また普通の生活に戻ってあくせくするみたいな感じ。遊園地に行きたいなら、自分の足で行く。機械に頼らずに。

脳波が変わること、イコール、霊性の進化ではないんじゃないかな。

もちろん、高僧の脳波を計測するとこれこれ、ヘミシンクを聞く時の脳波はそれ以上、というデータはあるのかもしれないけど、それって心拍数を抑えられるならトップアスリート、と言ってるようなもんじゃないかしらん。

参加者の方、リピーターさんが多くて、みんないい人だったし、ヘミシンクのセミナーは相当お高いので、経済レベルもそれなりなんだとは思うけど、おりんからすると魅力的で話し続けたい、お知り合いになりたいという人は講師のお二人以外はいなかったな。

ヘミシンクしか知らない方が多いようで、それで救われたなら、それもまたよしか。人それぞれの選ぶ道があるから。