今日は残りの人生の最初の日

バツイチ・アラ還カウンセラー(元占い師)おりんの徒然

「コントが始まる!」より~元ゲーマー・瞬太(神木隆之介さん)の心理学的分析~ネタバレ注意

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言わずと知れた神木隆之介さん

バツイチ・アラ還カウンセラー(元占い師)おりんと申します。

 

「コントが始まる!」第2話。視聴率が低迷しているようですが、「大豆田とわこと3人の元夫」同様、役者さんもそろってるし、地味ながら、一人ずつの心像模様が考えさせれるところです。

コントグループのマクベスを解散する、というところからの始まりだけど、ドラマタイトル通り、何か別の形で始まるのかも…。

今回は、マクベスのメンバーの一人、神木隆之介さん演じる、「瞬太」の心の動きを見ていくね。

 

高校時代にゲームチャンピョンとなり、プロゲーマーになった瞬太。

途中で見切りをつけてマクベスに入れてもらうことになった経緯が第2話では描かれてました。「若い子にはついていけなくなっている」とほかの二人に打ち明けるのだけれど、実際はそうではなかったようですね。

瞬太の生い立ちが出てきましたが、父は27歳で死亡、母は若い男を作ってしまい、(多分)一人っ子の瞬太は自分の存在価値、居場所が分からなくなっていた。それで、一度は高校の屋上から投身自殺さえ考えるほどだったにも関わらず、春斗(菅田将暉さん)の存在に救われて思いとどまる、という流れでした。

 

マズローの5段階欲求説」って聞いたことあるかな?

賛否両論あるし、おりん自身はとても疑っている説だけれど、今回の瞬太の心を分析するには簡単かも。

マズローの欲求5段階説とは?各欲求を満たす心理学的アプローチを用 ...

一番底辺の生理的欲求から順に満たされていく、という説で、現代の日本にいれば、普通は2番目くらいまではフツーに満たされている。寝たり、ご飯食べたりが、安全な環境でできている、という感じね。

そしてこの3番目の「社会的欲求」がくせもの。別名「所属の欲求」とも言われて、要は仲間、家族、同僚など、何かどこかに属し、自分の居場所がある、という意識が満たされている感じかな。たくさんあってもいいし、一つしかなくてもいいけど、自分の居場所だ、と言えるところがあるかどうかがポイント。

瞬太は上述の通り、家庭に居場所が全くない、そこで、自殺を考えてしまった高校時代。

次にプロゲーマーという一人で孤独に戦う世界に身を置いてしまった。それで、仲間の存在を渇望して、お金や成功、名誉よりも、身近な仲間が欲しくてマクベスに入ったし、そこがようやく得られた居場所として心地よかったんじゃないかな。いきなりのプロゲーマーでお金は稼げたし、注目はされたかもしれないけど、5段階欲求説の3番目が満たされていないのに、4番目、5番目が得られたところで、やっぱり違うし、ぐらついてしまう、ということ。これスティージョブズが亡くなるときに書いた、という手記にもあった。こちらから

27歳までしか生きない、と言ってた過去の自分と向き合いながら、マクベスがなくなったら次の拠り所はどうしたらいいんだろうか、という葛藤が今回の第2話だったと思う。そんなに重い感じで書かれていなくって、よかったけど。

おりんの経験上、死にたい、と第三者に訴える人は、そんなに簡単に死ねなくて、本当に死のうとしてる人は誰にも何も言えなくていきなり、というパターンが多い。だからおりんたちのような仕事が必要なわけだけど。

現代社会、そしてさらにコロナになって、一体自分はどこに所属しているのか、社会との接点は何のか、考えてしまうことが多いと思います。まずは、身近な人間関係がより心地よいものにしていきたいね。

 

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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