「ドラゴン桜」第1,2話~期待は虐待につながる&万引きの心理~ネタバレあり
バツイチ・アラ還カウンセラー(元占い師)おりんと申します。
ドラゴン桜が再び始まってます。
実は第一話を見逃し、Paraviで見ようと思って登録したら、ブラッディマンデイにはまってしまって、現在進行中のドラマがたまってしまってました(;'∀')
バドミントンでオリンピックに出ることを回りから期待されていること岩崎楓こと平手友梨奈。
ドラマって、その時代に日常生活であるようなことをデフォルメしてるわけだけど、楓の場合、スポーツという点で期待されているという所は特殊かもしれないけど、普通の家庭でも親や周りの期待を背負うがゆえに、その子自身がつぶれていってしまう、ということはアルアルよね。
楓の場合、ケガを隠したり、万引きをしたり、さらには万引きを隠そうと放火までしてしまったり、とかなり闇が深かった。
思春期に大事なのは、親と子のコミュニケーション。男の子でも女の子でも、親に秘密を作っていく年齢で、それは当たり前の成長だけれど、ケガをしているのに、痛い、休みたい、と言えない環境はもはや虐待。
そして、万引き。別に盗った物が本当に欲しいわけじゃない。盗ることが悪い、ということも分かりすぎるほどわかっている。でも、その盗る瞬間のスリルが快感になり、期待で追い込まれている心を解き放つ、もし見つかったら、私はこんなに悩んでいるのよ、ということが、なんとか親に分かってもらえるかも、という潜在意識にまで及び、壊れている状態。
もう練習はしたくない、期待しないで、ひざが痛いの、と伝えることができ、それを親が受け止めてくれるという状況があれば、万引きなんてしなくても済むのに。
おりんは雇われている仕事では、こういう思春期の相談が多いんです。楓の場合は、バドミントンの練習だったけど、一般家庭では勉強、進学に対して親が期待をしすぎて子どものプレッシャーになる、というパターンとか、ピアノを習わせるとかいろいろある。親が果しえなかった期待をかけてしまう。
もう勉強したくない、疲れたって言えなくて、親のために勉強し続けている子、いっぱいいます。だって子どもの年齢が低ければ低いほど、子どもは親が大好きだし、そのころに親の期待に応えないとという刷り込みができてしまって思春期を迎える詩、そしてその子たちは、一見、とても良い子に見えます。でも隠れて万引き?パパ活、いじめなど、色々しちゃうんですよね。
あるいは、荒れます。親を殴る、蹴る、召使のようにする、引きこもる…。
うちの子には期待なんかしたことがない、でも、何も言うことを聞かない、と親御さんは言われます。本当ですか?
「言うことを聞かない」と言ってる時点で、それは「言うことを聞かせよう」としている、ということでしょ!? それはパワハラよ。
おりんは自分の子どもが小さい時から、少しずつ心理学や精神世界の勉強を始めました。たまたま出会ったのが、アドラー心理学。最近は有名になったよね。
アドラー先生の考え方では、親と子であっても上下関係にはありません。
横並びの人と人だから「言うことを聞かせる」のではなく、どうしていけばお互いに心地よいのかを話し合っていくのです。
もし、お子さんに期待している、と感じている方がこのブログを読んでくださったとしたら、お子さんの人生はお子さんで決めさせてあげてください。お子さんの人生を、お母さん、お父さんが生きられるわけではないのですよ。お子さんが自分で選べば、そこに納得が生まれるんです。期待は必ず苦しめます。お子さんが選んだことを、ただ応援してあげましょ。
思春期に入ったお子さんに親ができるのは、見守ることと、親の後ろ姿を見せることだけだから。
楓は、最後の方のシーンで、親に勉強することまで否定されてましたね。あそこまで故障してもオリンピックに出ることを期待し続けるって、相当の親。しかし、予告を見ると東大専科に入るみたい。
虐待親から距離を置いて、どんな風に成長していくのか、楽しみです。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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